■ ID
| 1639 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| セメント系材料の混入による土壌中自然含有重金属類の溶出可能性に関する研究
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■ 著者
| 北口竜太
埼玉大学 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター 小口千明
埼玉大学
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本地球惑星科学連合2012年大会、平成24年5月23日 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では建設用地における重金属類の溶出可能性を評価するため、土壌中にコンクリートやモルタルなどのセメント系材料が混入した試料を対象とした溶出試験を実施した。実験には粉砕した早強ポルトランドセメントモルタルを土壌・モルタル比を変えて土壌試料中に混入させることで溶出液のpHを調節しながら実験を行い、溶出した重金属類(鉄、マンガン、アルミニウム、ヒ素そしてセレンなど)の濃度を測定した。重金属類の溶出量とpHの関係を調べたところ、溶出量と溶出液のpHと間には各種の重金属類ごとに多様な関係があることが確認されたが、多くの金属は溶出液の液性が中性付近であれば溶出量は少なかった。したがって、建設用地の地盤にモルタルやコンクリートの断片が残存したとしても土壌pHを中性付近に維持させることができればこれら重金属類の溶出を抑えることが可能であると考えられた。
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